多治見通運株式会社は岐阜県多治見市・愛知県・名古屋市で、鉄道コンテナ輸送・貸切・路線便・倉庫・流通加工を展開しています。

多治見通運株式会社は岐阜県多治見市・愛知県・名古屋市で、鉄道コンテナ輸送・貸切・路線便・倉庫・流通加工を展開しています。 多治見通運株式会社

鉄道コンテナ輸送

皆さま、鉄道コンテナ輸送についてご存知でしょうか?
近年、環境対策や物流業界を取り巻く社会環境の変化により
鉄道コンテナ輸送への切り替えが注目されています。

鉄道コンテナ輸送の存在は知っていても、
「詳しくは知らない」「手続きが複雑そう」といった
イメージを持つ方が大半だと思います。

このページでは、そんな方のために
鉄道コンテナ輸送のメリットや利用の仕方について解説します。

1-① 鉄道コンテナ輸送とは

JR貨物の鉄道とトラックを組み合わせ、集荷から配達先まで
一気通貫で輸送するドア・ツー・ドアのサービスです。

北海道から沖縄・離島まで、全国どこでも輸送が可能です。

1-② モーダルシフトとは

モーダルシフトとは、「経済活動に欠かせない物流の輸送手段を、より環境負荷の低い輸送・交通手段に切り替える事」、つまり「トラックから海運または鉄道に物流モードを切り替える事」を指します。

1-③ 輸送モード別のCO₂排出量

地球温暖化対策として、モーダルシフトは大変有効とされています

1トンの貨物を1km運ぶときに排出されるCO2の量をみると、トラック(営業用貨物車)が225gであるのに対し、鉄道は18g(約1/13)しかありません。つまり、貨物輸送の方法を転換することで、鉄道利用では92%もCO2排出量を削減することができます。

1-④ トラックドライバー不足問題

労働力不足の解消・働き方改革という観点からも注目されています

2013年秋頃からトラックドライバー不足が顕在化しています。トラックドライバーは拘束時間が長く、長時間労働に繋がりやすいため、コンプライアンスの観点から規制の強化を求める声が高まってきています。

トラックドライバーの労働環境

  • 他産業に比べて、低賃金で長時間労働
  • 月間実労働時間が全産業平均と比べて、道路貨物運送業は約30時間以上も長い
  • 大型トラック輸送でも、貨物を手積み、手おろしで行う作業が多い
  • 安全対策強化に向けてドライバー管理が強化→変更
  • 免許制度改正による大型免許取得の難化

高齢化の進展と過酷な労働環境問題により、今後更なるドライバーの減少が予測されている

1-⑤ 2024年問題から見た
鉄道コンテナ輸送

時間外労働時間の上限規制(960時間)が、2024年4月からドライバー職にも適用され、物流業界に大きな影響を及ぼすことが予測されます。

新型コロナウイルスの影響に加え、2024年度からのトラックドライバーへの時間外労働の上限規制の適用を控えている今、物流事業に従事する労働者の社会的価値が大きく見直されています。特に、長距離を輸送するトラックドライバー不足がさらに顕在化されていきます。

2021年6月に閣議決定された『総合物流施策大綱』においては、現状を、これまでなかなか進まなかった革新的な取組を実施できる好機であるとし、リードタイムの見直し等による計画的でゆとりのある物流の実現をはじめ、今こそ重点的に構造改革を進めるべきであるとしています。

長距離輸送の輸送手段を変えていかなければならない今、鉄道コンテナ輸送への切り替えは、その有効な解決策として、推進されています。

1-⑥ 鉄道コンテナ輸送に
切り替えるべき理由まとめ

<まとめ>鉄道輸送への切り替えのメリット

環境対策と経済対策の両立として、鉄道コンテナ輸送のポテンシャルは高く、下記のような輸送の実現や効果を期待できます。

上記の点を反映し、これまでモーダルシフトはおおむね500km以上の長距離輸送でないと難しいと考えられていましたが、最近では300km~400kmといった比較的短い距離での鉄道コンテナ輸送に切り替える企業様も増えてきています!

2-① 鉄道コンテナ輸送の
大きな5つのメリット

コスト削減から環境保全、 安全&安定性まで鉄道コンテナ輸送が幅広いニーズにお応えします!

2-② 鉄道コンテナ輸送のメリット
<環境性>

交通渋滞の解消やエネルギ―消費量の削減に貢献します。

環境面での効果

  • 鉄道のCO2排出量は、営業用トラックの 約1/11と、CO₂排出量の削減に貢献
  • 鉄道のエネルギー消費量は営業用トラックの約1/8と、エネルギー消費量の削減に貢献
  • トラックの走行台数が減り、交通渋滞の解消が見込める

温室効果ガスの排出削減による地球温暖化の防止と、低炭素型の物流体系の構築を実現

環境面での効果

鉄道コンテナ輸送を使用することによって、企業の取り組みとして環境問題への取り組みをアピールできる「エコレールマーク」を自社の商品やカタログ、消費者の目に触れる部分への掲示が可能となります。 (※マークの使用にはエコレールマーク事務局への登録が必要となります。)

2-③ 鉄道コンテナ輸送のメリット
<経済性・確実性>

地球温暖化の防止だけでなく、物流の最適化によるコストダウンを推進します。

経済面での効果

  • 燃料や人件費などの社会的コストの削減が可能
  • スケールメリットが生かせる
  • 集荷・配達のルート改善や荷役作業の効率化など物流の最適化が推進
  • ドライバー不足問題の影響を受けにくく、繁閑差による運賃の高騰化がない

物流のトータルコストの削減に貢献

北海道から九州まで、日本全国を結ぶJR貨物の鉄道ネットワークを活用し、確実性の高い輸送を実現します。

確実性での効果

  • 確実性の高い運行ダイヤを活かした物流システムによる輸送業務の効率改善
  • 定期的に、一定量の製品を鉄道コンテナで輸送することで、倉庫における在庫の削減が可能
  • 荷主の「サプライチェーン」を効率化にも貢献

リードタイムの見直し等、ゆとりのある&計画性のある物流への転換を実現

2-④ 鉄道コンテナ輸送のメリット
<柔軟性・安全性>

多種多様な荷物に対応し、幅広い輸送ニーズにお応えします。

柔軟性での効果

  • コンテナのラインアップが豊富
  • 形状や最適な温度・湿度、取扱い方法等、商材の特性に合わせた輸送が可能

<対応商材例>
ケースもの、バラもの、重量物精密機械温度管理が必要なものすべて輸送対応可能

安全性の高いJR貨物の物流システムを使用し、安全かつスムーズな輸送体制を実現します。

安全性での効果

  • 長距離間においては、トラックでの輸送より積替え回数が少なくなる場合も多く、積み替え時の事故リスクが低減
  • さらなる輸送効率の向上や、安定的な輸送体制の確立のために、新システムの導入を実施

※2015年に導入された新システムでは、列車輸送枠の予約システムや荷役作業の管理システムが完全自動化され、予約の利便性や輸送効率、作業のスピードや正確性などが画期的に進化している。

事故リスクの低減により、顧客満足度の向上にも貢献

2-⑤ 輸送商材例一覧

路線会社に断られた製品・敬遠されがちな荷姿などどんな荷物でも集荷・配送します

バラ貨物もパレット貨物もどちらも大歓迎です!

出典:鉄道コンテナ輸送ガイドブック公益社団法人全国通運連盟

2-⑥ コンテナのサイズ

2-⑦ 輸送サービス比較

トラック輸送 多治⾒通運の鉄道貨物輸送
サービス内容 1社もしくは複数社間で
⻑距離間をトラックで輸送
トラックと鉄道を活⽤し、
⻑距離間をドア・ツー・ドアで輸送
郵送の⼿配のしやすさ
ドライバー不⾜問題の影響が⼤きく
繁忙期は特に⼿配が難しい

ドライバー不⾜の影響を受けづらく、
繁閑差に影響されない輸送⼿配が可能
コスト
繫忙期は運賃が高騰化

年間を通して運賃が⼀定
⻑距離になればなるほど、
お得に輸送が可能
輸送⽇数
輸送日程の調整が難しい

輸送⽇数の調整が柔軟にできるのが
最⼤の特⻑。納期に合わせた輸送可能
対応貨物
輸送形態にもよるが、
バラ物や重量物など特殊形状の貨物は
敬遠される傾向にある

バラ物や重量物など形状に関わらず
輸送が可能

3. 特長①
低コストで長距離輸送を実現!

帰り荷の確保が必要ない鉄道貨物輸送だから運賃が高騰する必要は一切なし

片道利用ももちろん可能!また、ドライバー不足の影響も受けにくいため、運賃が安定しています。

3. 特長②
繁忙期も残荷は一切ナシ!

ドライバー不足の影響を受けにくいため、繁閑差に関わらず安定した輸送を実現します

全国に幅広い協力ネットワークを保有!大手運送会社のように、繁忙期は残荷が発生してしまうということはありません。

3. 特長③
繁忙期も価格が一定!

繁忙期も定額運賃で輸送します。都度見積り依頼をする手間が一切かかりません

配達先住所 着駅 名古屋市内集荷 輸送日数 冬期割増
札幌市 札幌 100,700 翌々⽇ 2,200
仙台市 仙台貨物 65,500 翌⽇ 1,200
東京都23区 東京 48,600 翌々⽇
新潟市 新潟 58,500 翌⽇PM 1,200
⼤阪市 ⼤阪 39,600 翌⽇
⾼松市 ⾼松 50,500 翌々⽇
広島市 広島 56,000 翌⽇
福岡市 福岡 70,000 翌⽇PM
⿅児島市 ⿅児島 85,500 翌々⽇
那覇市 福岡 158,000 5⽇~7⽇

片道利用ももちろん可能!また、ドライバー不足の影響も受けにくいため、運賃が安定しています。

3. 特長④
年間を通して計画的運行が可能

確実性の高い運行ダイヤを活かした物流システムでお客様の生産・販売体制に併せた輸送体制を構築します

リードタイム(名古屋貨物ターミナル発)

着駅 所要時間 配達可能日 着駅 所要時間 配達可能日
札幌 約29時間 翌々⽇ ⾼松 約24時間 翌々⽇
仙台 約14時間 翌⽇ 広島 約10時間 翌⽇
新潟 約13時間 翌日PM 北九州 約12時間 翌⽇
東京 約8時間 翌々⽇ 福岡 約13時間 翌日PM
⼤阪 約9時間 翌⽇ 鹿児島 約31時間 翌々⽇

多治見通運では災害時における輸送安定供給の対策に取り組んでいます。

3. 特長⑤
商品破損リスクの軽減を実現

トラック輸送での長距離輸送に比べ、積み込み回数を最小限に抑えることができため、商品事故削減につながります

トラック長距離輸送より振動が少ないため、機械類の輸送にも向いています。 また、積み込み積み下ろし時に必要な作業員(助手等)の手配も可能です!

3. 特長⑥
希望に合わせた配達日の指定が可能

「納入日まで少し時間があるが、予め荷物を送りたい」「配達を延期したい」というお客様には、発着駅において短期間留置できる無料サービスのご利用が可能です!

多治見通運に荷物を預けていただければ、ご希望の配達日に合わせて柔軟に調整!出荷が決定している荷物を、倉庫が満床になる前に出荷することで、既存の倉庫スペースや保管コストの削減が可能です!

3. 特長⑦
積替え配送にも柔軟にご対応

荷物の種類や納品先の状況などご希望に合わせて、ユニック車平車積替えての配送が可能です!

豊富なネットワークを保有する多治見通運だからこその車両手配力があります!お気軽にご相談下さい!

4-② 多治見通運が選ばれる理由

ご依頼をいただいてからのレスポンスの早さに定評があります。専任の担当者が丁寧にヒアリングを行い、大手の運送会社にはないスピーディーさで、貴社の荷物を運びます。
「突然荷量が増えてしまった」そんなイレギュラーな場合もお任せください。緊急の物量変動にも柔軟に対応し、必ずお客様のお荷物を確実に運べるよう尽力します。
自社倉庫を保有しているため、保管から流通加工、輸送まで一気通貫で物流サービスのご提供が可能です。窓口が一元化されるため都度依頼する手間がなくなり、物流コストの削減にもつながります。

4-③ 事例紹介

前田製作所様:物流コスト削減に成功し、物流が安定化しました!

Before
当時の課題
<元々、大手路線会社に依頼していた>
①繁忙期は特に荷物を運んでもらえない、対応が遅い
②ドライバー不足の影響による運賃の高騰化
③商品事故が多く、イレギュラーな対応に手間がかかっていた

After
改善結果
繁閑差に影響されない安定した物流網を確立。見積り→実施、緊急のトラブルの際も柔軟かつ迅速に対応し、スピーディな物流を実現。
物流コストが削減
積み替え回数が減り、トラックよりも輸送中の振動が少ないため、商品事故が起こらなくなった
結果として取引先にも高評価を得ることができ、満足度の向上に繋がった
鉄道アーティスト・鉄道コンテナアドバイザー小倉沙耶の通運ってこんなにおもしろい!
鉄道アーティスト・鉄道コンテナアドバイザー小倉沙耶の通運ってこんなにおもしろい!
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