お薦めの貨物駅紹介—桜島から昇る朝陽と列車の入線を一緒に楽しめるかも!鹿児島貨物ターミナル駅
2020年05月01日(金)
Stay homeが叫ばれる中ですが、物流は止まることなく、今日も貨物列車は全国各地を走っています。とはいえ、今年3月の鉄道コンテナ輸送は、消費税増税前の駆け込み需要の反動減や新型コロナウイルス感染症による影響もあり、93.5%と下降。今後、経済活動の縮小やサプライチェーンの混乱等により更なる影響がありそうですが、物流は私たちの生活の要。たくさんのコンテナが連なる貨物列車の姿は、明るく力強い存在です。
さて、これまで3回にわたり少し硬めの法律関係について書いてきたこと、そして、自宅待機などで暮らしに閉塞感のある方も多いかと思いますので、今回は、コロナ禍が治まったらぜひゆっくりと訪れていただきたい「お薦めの貨物駅第二弾」をお届けいたします。
場所は鹿児島県鹿児島市、日本で一番南にある貨物駅、鹿児島貨物ターミナル駅です。JR日豊本線鹿児島駅の南に位置し、さらに鹿児島市電の停留場もあり、アクセスは抜群。駅近くには錦江湾が広がり、その向こうには雄大な桜島を見ることができます。夜明けごろ、6時27分に到着するのは、東京からやってくるロングランの1071列車。27時間ほどかけてやってくるその列車を迎えるのに最適なのが、ターミナル横にある「かんまちあ」という施設です。元々は貨物駅に隣接する操車場だった場所で、長らく空き地になっていたのですが、2016年に広場や公園などを備えた憩いの場として生まれ変わりました。園路からはフェンス越しにじっくりと鹿児島貨物ターミナル駅を眺められます。荷役線が公園に接しているので、時間が合えばフォークリフトでのコンテナ積み付け作業も間近に楽しむことができます。1071列車の到着と夜明けの時間がピッタリのシーズンでしたら、桜島から昇る朝陽と列車の入線を一緒に楽しめるかも…。実は私自身、何度かかんまちあで鹿児島貨物ターミナルウォッチングをしているものの、朝陽を拝むシチュエーションを体験したことがないのです。緊急事態宣言が解かれ、自由に旅ができるようになった暁には、1071列車をお出迎えしたいと思います。早くその日がやってきますように…。
多治見通運の鉄道コンテナ輸送についてはこちらをご覧ください
http://www.tajimituuun.co.jp/railway-container.html