Tajimi Express Co.,Ltd Presents

鉄道アーティスト・鉄道コンテナアドバイザー小倉沙耶の通運ってこんなにおもしろい!

運べないリスク軽減につながる!鉄道コンテナ輸送お試しキャンペーン


全国通運連盟という組織をご存じでしょうか。鉄道利用運送(通運)事業者の業界団体で、昭和27年に設立。現在は公益社団法人として運営されています。通運の調査研究や通運事業の広報宣伝などを行っており、その中でも今回皆様にお伝えしたい取り組みが、毎年4月から2月にかけて行っている「鉄道コンテナ輸送お試しキャンペーン」です。
これは、継続的に出荷されている荷物において、鉄道コンテナ輸送を試験的に利用できるもので、費用の8割を全国通運連盟が負担します。新規のお客様だけでなく、既に鉄道コンテナ輸送を利用しているお客様でも、新たなルートでの試験輸送としてこのキャンペーンを利用することができるほか、現在手積みで行っている輸送においてパレット化を検討している場合などでも利用できます。手積み手降ろしは、トラックドライバーにとって肉体的にも時間的にも負担が大きいもの。以前、荷待ち問題について取り上げたことがありましたが、同様に荷役作業時間の短縮も2024年問題において取り組まなくてはならない大きなテーマです。
時間外労働の上限が規制されることにより荷物量と運び手のバランスが崩れてしまいことが懸念されるのですから、まずは時間外労働になる要因をひとつずつ丁寧に取り除いていくことが大切です。鉄道コンテナ輸送お試しキャンペーンを利用することによって、運べないリスクを軽減し、ドライバーにとっても負担なく輸送できる荷物がひとつでも増えることを期待しています。

 

※鉄道コンテナ輸送キャンペーンについて詳しくは、全国通運連盟のウェブサイトをご覧になるか、多治見通運までお問い合わせください。

 

多治見通運の鉄道コンテナ輸送についてはこちらをご覧ください
https://www.tajimituuun.co.jp/railway-container.html

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小倉沙耶

PROFILE

小倉沙耶 こくら・さや

鉄道コンテナアドバイザー・鉄道アーティスト
都市交通政策技術者

1980年3月30日生まれ、愛知県豊橋市出身で現在は兵庫県伊丹市在住の鉄道アーティスト。子供の頃から母の実家である長崎に寝台特急「さくら」で何度も帰省し、その鉄道の旅情に魅了され、鉄道ファンとしての情熱を抱く。
2002年から「鉄道アーティスト」としての活動を開始し、テレビ・ラジオ出演や執筆活動だけでなく、鉄道イベントの司会や企画、講演なども手がけている。モットーは「鉄道に関わる全ての方が、笑顔でいられるためのお手伝い」。
2009年には明知鉄道観光大使に就任し、2013年には京都大学大学院工学研究科低炭素都市圏政策ユニットより都市交通政策技術者(第112号)に認定された。
2022年からは一般社団法人交通環境整備ネットワークの審議役を務め、通運の経験を生かし、鉄道コンテナアドバイザーとしても活動している。2021年には出産し、乳幼児連れでの公共交通利用促進と周囲の理解についてメディア・イベントなどで積極的に発言している。
鉄道趣味の中心は気動車・貨車・古いレールであり、その情熱を通じて広く鉄道文化の普及に尽力している。