ダイヤ改正により、鉄道貨物で遠方エリアへの午前配達が可能に。
2024年01月01日(月)
明けましておめでとうございます。いよいよ2024年がやってきました。
4月にはトラックドライバーの時間外労働時間が年間960時間に制限されるということもあり、今年も物流、そして貨物鉄道輸送が注目される1年となりそうです。私もしっかりと情報発信を行っていきたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。
さて、JRグループでは例年3月中旬に大きなダイヤ改正を行います。JR貨物も旅客会社と同様に改正を行うのですが、昨年12月にその内容が発表となりました。大きなポイントは、中距離輸送の利便性を向上させること。貨物鉄道輸送はトラック輸送に比べ、長距離での輸送に分があるといわれていたのですが、2024年問題などで今後のトラックドライバー不足が懸念されるなか、中距離輸送でも鉄道コンテナを使おうという流れが加速しています。それを受け今年3月16日のダイヤ改正ではまず、東京貨物ターミナル駅(以下貨物ターミナル駅は(タ)と記載)と大阪(タ)駅を結ぶ列車が、下り大阪行きの65列車では59分、上り東京行きの2068列車では3時間45分も早い到着となります。具体的には東京(タ)22:59発→大阪(タ)7:05着、大阪(タ)発22:31→東京(タ)6:30着。これなら、当日夜間集荷した荷物を翌朝に配達することが可能です。元々2068(出発時は5068)列車の発車は大阪(タ)18:46でした。コンテナ時刻表によると、荷役線発車時刻はさらに1時間以上早い17:30。ということは、コンテナ受付の締め切り時刻はさらに早かったわけで、とても喜ばしい改正です。
そして65(到着時は5067)列車は、現在の大阪(タ)着が8:04、コンテナ引き渡し開始時刻が8:26ということで、これまで朝一番の配達が厳しいダイヤでした。改正によりおよそ1時間前倒しになることで、朝一番の配達やより遠方エリアへの午前配達が可能になります。
次回も、ダイヤ改正の話題をお伝えします。
多治見通運の鉄道コンテナ輸送についてはこちらをご覧ください
https://www.tajimituuun.co.jp/railway-container.html