寒さから農産物を守る!JOT冷蔵コンテナ
2018年12月15日(土)
冬真っ只中ということで、前回に引き続き、雪の話題です。
雪といえば、北の大地北海道。冬の北海道の鉄道旅は、車窓に広がる真っ白な景色が美しく、夏旅とはまた違った魅力を感じます。
そして、貨物駅も真っ白!
そりゃあ、雪は貨物駅にも積もってるんだから当たり前でしょう?と思われるかもしれませんが、それとはまた違う白さなんです。
敷地内に並ぶ鉄道コンテナをよく見てみると、皆様がよく見かけるえんじ色のJR貨物コンテナとは違う、白いコンテナが多いことに気付かれるかと思います。コンテナには「JOT」の文字。これは、日本石油輸送という会社が所有する冷蔵リースコンテナで、内部に断熱材が使用されており、保温機能に優れています。北海道から本州へと大量に運ばれる農産物の中には、冬季の鉄道輸送において、JR貨物の汎用コンテナを使用すると輸送中に凍結してしまい、商品価値がなくなってしまうものもあります。ですから、内部温度をある程度保持できる冷蔵コンテナが大活躍。通運も、本州から北海道へ送る荷物になるべくこのJOT冷蔵コンテナを用い、道内で不足しないよう協力しています。
「冷蔵コンテナ」という名がつきますから、暑い時期にももちろん大活躍!夏は、内部を冷やすためドライアイスを詰め込んでやってくる荷物も多々。事務所で作業をしていると、ドライバーさんたちが配達で残ったドライアイスを次々と持ってきて、各通運会社建屋の傍らは、もくもくと白い煙が立っているのがお約束の光景です。
この時期、JOTコンテナをたくさん載せた貨物列車を見ると、北海道から来たのかしら?とちょっとソワソワする私。北の大地の厳しい冬から白いコンテナに守られてやってくる荷物たちを、とても愛おしく感じます。
多治見通運の鉄道コンテナ輸送についてはこちらをご覧ください
http://www.tajimituuun.co.jp/railway-container.html