輸送枠が空かない!そんなときどうする?
2019年05月15日(水)
引き続き、枠探しのお話しです。
前回は、同じ社内での枠の受け渡しについてお話ししました。では、社内にも目的の枠がなく、いつまでも空かない場合はどうするのか。まず相談するのが、JR貨物の営業サポートセンターです。サポートセンターでは通運によるIT-FRANS&TRACEシステムの操作や不具合の調整などのほか、輸送枠の調整も行っています。こちらに電話し、他のコンテナの荷物を別の列車に振替できないか相談します。振替ができるようであれば、センターが空けた枠をIT-FRENSで拾い上げ、輸送申込を確定させます。しかし、輸送日と配達日の兼ね合いで、どうしても輸送列車をずらすことができないことも。一生懸命調べてくださった結果
「うーん、この列車はちょっと難しいですね…」
と言われてしまうこともよくありました。
ならば!と足を運んだのは、JR貨物の営業支店(私がお世話になっていた中京支店は、名古屋貨物ターミナル内にあります)。営業支店ではその名のとおり荷主さんへの営業のほか、管轄駅の通運への各種連絡や情報の取りまとめなどを行っている、頼れる存在です。サポートセンターと同じく、輸送枠がなんとか空かないか相談すると
「○○通運さんのこの枠、15時まで輸送申込がなかったら空く可能性もあるから、それくらいの時間にまた来てもらえたらなんとかなるかも」
「この枠って、もう少し前倒しできるかも。ちょっと△△通運さんに訊いてみますね」
など、うまく載せられるよう調整してくださいます。これは、管轄の通運の事情や輸送状況などを把握しているからこそ。そして他通運さんが枠を移動してくださり、なんとか目的の枠を手に入れることができたのでした。
電子化されたコンテナの予約システムですが、最後に頼りになるのは、やっぱり人の力。通運同士はライバルにもなりますが、同じ駅からコンテナを出すにあたり、協力し合うことも多々あります。その間に入るのは営業支店であり、枠移動をお願いされたらできるだけ協力することによって、最適な列車でコンテナを運ぶことができるのです。
多治見通運の鉄道コンテナ輸送についてはこちらをご覧ください
http://www.tajimituuun.co.jp/railway-container.html