北海道から小牧へ、長旅を経たパロマコンテナが到着。
2019年11月01日(金)
パロマ北海道工場で製造された電装部品を積んだ白パロマことUR19A-1500コンテナは、無事に名古屋貨物ターミナル駅へ到着。ここからはトラック輸送でJR貨物小牧コンテナ営業所へと運ばれます。こちらは名古屋貨物ターミナル駅の施設の一部という扱いになっており、通運側で小牧発着を選択すれば、コンテナの取り扱いを行えるようになっています。小牧エリアは工場や倉庫などが多く、小牧コンテナ営業所を利用することにより、各通運の鉄道コンテナを載せたトラックの移動距離は短くて済み、よりフレキシブルに動くことができます。
朝一番、多治見通運のトラックは小牧コンテナ営業所で白パロマを載せ、パロマ大口工場へ。ここで降ろし作業が行われます。コンテナの扉を開けると、重量バランスを考えてズレないようにきっちりと積まれた荷物がお目見え。そういえば、北海道工場で行われている積み込み方法をドライバーさんはご存じないのではと思い質問してみると、やはり初耳とのこと。積み込みのテクニックなどは、個々の技量のほか、自社のルールや積み込み先での指示などがあり、降ろし先ではその意図を計れないこともしばしば。パレット毎の重量を計測し、コンテナ内に平均的に積むことを知ったドライバーさんは
「なるほど!各工場向けの荷物がコンテナの中でバラバラに積んであるなとはずっと思っていたんです。意図的だったんですね!」
と目を丸くさせながら仰っていました。
北海道工場からの荷物は大口工場だけでなく、日本全国にあるパロマ工場向けの荷物が混載されています。降ろした荷物は各工場毎に仕分けし、そこから様々な輸送手段で運ばれます。
空になったコンテナに、再び荷物が積まれていきます。パロマコンテナは大口工場〜北海道工場をピストン輸送しており、大口工場で積まれるのは空パレットや輸送用のカゴなど。このように、専用コンテナを用い固定の運用を行うことで、コンテナが空の状態になることなく、無駄のない輸送となります。しっかりと封印環を取り付け、輸送準備完了!およそ中一日ほどで、再び北海道工場へと戻ります。
紅白のパロマコンテナを載せた貨物列車やトラックは、今日も北海道〜愛知の空の下、たくさんの荷物と思いを載せて走っています。
多治見通運の鉄道コンテナ輸送についてはこちらをご覧ください
http://www.tajimituuun.co.jp/railway-container.html