天高く馬肥ゆる秋!
2018年11月09日(金)
秋って美味しいものが多くて、ついつい食べ過ぎちゃいます。
この時期、各地で産業祭や農業祭なんかがあって、お料理好きな私は気が付くと両手に野菜がいっぱいで…なんてことも。
さて、農業王国でもある北海道の農産物は今が出荷の最盛期!特に出荷量が多いのがたまねぎと馬鈴薯で、鉄道コンテナに載って全国各地へ運ばれています。
北海道から輸送される馬鈴薯の量は約28万トン。このうちの11万トンが鉄道を使用して出荷されています。また、たまねぎの鉄道輸送シェアはもっと大きく、35万トン中22万トン。60%以上を鉄道で輸送しています(いずれもH26年度統計)。鉄道がお好きな方の中には、お盆が明けた頃に「タマネギ列車が走りはじめました」という鉄道ニュースを見聞きしたことがあるのではないでしょうか。輸送の最盛期には一大生産地である北見から専用の貨物列車を仕立てて、たくさんのたまねぎを運びます。
お盆休み明け、コンテナ輸送の管理システムであるIT-FRENSをチェック。北海道からの到着コンテナの品目欄に「たまねぎ」「馬鈴薯」という文字が書かれているのを見ると「…この季節がきたか!」と、テンションが上がります。
9月に入り、だんだん秋めいてくるとやってくる、北海道からの農作物出荷のピーク。最盛期には複数のトラックで何往復もして、早朝から深夜まで、膨大な数のたまねぎ・馬鈴薯コンテナを市場へ運びます。
毎日、どんな荷物が到着しているか、どこに何を運ぶか等、コンテナ配車表のチェックをする中で、目に映るのはたくさんの「たまねぎ」「馬鈴薯」の文字。略して「イモ・タマ」と呼ぶのですが、イモタマちゃんの賑わいは年が明け、年度末の引っ越しのピークが始まる直前くらいに落ち着きます。
通運を辞めた今も、スーパーで馬鈴薯やたまねぎを見かける度に、忙しくも楽しい「イモタマのシーズン」を思い出し、北海道からの貨物列車を見かけると、この中の何割がイモタマちゃんなんだろう…とニヤニヤ考えちゃいます。皆さんが食べているそのイモタマも、鉄道で北海道からやってきたのかもしれませんよ。
多治見通運の鉄道コンテナ輸送についてはこちらをご覧ください
http://www.tajimituuun.co.jp/railway-container.html