「鉄道での輸送って結局安いの?高いの?」
分散物流で得られるリスク回避のメリット
2020年03月15日(日)
「で、鉄道での輸送って結局安いの?高いの?」
鉄道コンテナ輸送の営業をしていた時、お客様からよく尋ねられた質問です。
鉄道輸送の場合、トラック輸送に比べて費用で優位に立つのは長距離(500km以上)といわれています。しかし、中距離においても、駅や港からの距離や着日に余裕がある場合等、トラックよりも輸送費の抑制が可能になることもあるため、なるべく具体的な発着地をお伺いして概算をお伝えし、トラック輸送との比較をしていただいていました。
しかし、鉄道での輸送をお薦めするのは、実は運賃での比較だけでなく、複数の輸送手段を持って安心していただきたいという気持ちが強いのです。
東日本大震災以後、分散物流という言葉をよく聞くようになりました。
これは、緊急時に備えて、輸送手段や在庫保管拠点を複数用意して、一点集中によるリスクを減らし、緊急時に備えるという考え方です。普段から輸送手段を複数確保しておくことで、災害時だけでなく、トラックが捕まりにくい時などに「じゃあ、今回は鉄道で運ぼうか」と柔軟に切り替えることができます。
鉄道コンテナでの輸送は、トラック輸送とは異なる部分がいくつかあります。
積載量とサイズに差異が出るので、お荷物のボリュームが変わります。また、コンテナの積み降ろしに際してフォークリフト作業を行うため、コンテナを傾ける(チルト)動作が入ります。お荷物の形状によっては、チルト時の荷崩れを防ぐため、積み方の検討などが必要となります。そして、鉄道コンテナを運ぶトラックは大型自動車に分類されるため、積卸先によっては事前に所轄警察署へ通行禁止道路通行許可の申請が必要になることも。
少し面倒に感じてしまうかもしれませんが、その面倒さを請け負うのも通運の仕事です。
気になった方はぜひ、多治見通運へご相談ください。
多治見通運の鉄道コンテナ輸送についてはこちらをご覧ください
http://www.tajimituuun.co.jp/railway-container.html