ドライバーや配車担当、荷物を運ぶ全員の悩みの種「荷待時間」問題
2020年02月03日(月)
どんな仕事でも、てきぱきと片付けてできるだけスマートに終業したいもの。
ところが、トラックドライバーの場合は「荷待時間」という難しい問題があります。
荷待時間とは、そのものズバリ荷物を待つ時間のことで、荷物が出揃うのを待ったり、積卸作業を行うトラックが込み合い、順番待ちをしなくてはならなかったり等、要因は様々。国土交通省では平成29年に、貨物自動車運送事業輸送安全規則に定める乗務記録の内容等を改正し、交付・施行されました。
これは車両総重量8トン以上又は最大積載量5トン以上のトラックに乗務した場合、ドライバー毎に、集貨地点等における荷積み又は荷卸しの開始及び終了の日時等について記録し、1年間保存しなければならない旨が定められたものです。多治見通運では省令交付以前より、荷待ち時間の記録は行ってきましたが、国としてもより状況を把握できるよう本腰を入れてきたという印象です。
大型トラックやトレーラーの場合、長距離を運転して、積み下ろしは1日数回ということもありますが、鉄道コンテナを運ぶトラックドライバーは、貨物駅と積卸先との往復を繰り返すため、荷待時間が増えることはかなりの負担になります。また、列車の到着や発車の時間も加味しなければならず、トラックの一日のスケジュールを決める配車担当者も頭を悩ませるところ。
また、貨物駅では、コンテナ積卸を行うフォークリフトオペレーターの人数が少ない時間などもあり、ドライバーも「ここは荷待ちすることが多いからからなるべく早めに入ろう」「もうすぐ駅のリフトが交代時間になって人が少なくなるから、それまでにハコ(コンテナ)を持ち出してくるわ」等、いかに荷待時間を少なくするかの助言をくださったり、行動に移していらっしゃいます。
多治見通運の鉄道コンテナ輸送についてはこちらをご覧ください
http://www.tajimituuun.co.jp/railway-container.html