多治見駅一般公開イベントでサプライズ! コンテナサイズあれこれ
2023年05月08日(月)
4月15日に、多治見駅にて初となる貨物駅公開イベントが開催されました。たじみ陶器まつりやJR東海さわやかウォーキングなどのイベントと連携して行われ、あいにくの雨模様ながら、多くの方で賑わいました。
様々な展示や物販が行われた中、1番人気だったのは、実際に仕業に就いている機関車の姿。満載のコンテナを積んだEF210形電気機関車が、しっとり濡れた多治見駅に入線する姿は、とても魅力的でした。
コンテナ列車が展示されている間、たくさんの方が機関車の前に立って写真を撮影されていたのですが、その中の何人がお気づきだったでしょう。実は今回、ものすごくレアなコンテナが、機関車のすぐ後ろに積まれていたことを…
貨物駅には大小様々な規模があり、実は取り扱えるコンテナの大きさも違います。名古屋貨物ターミナル駅では一般的な19D、20Dなどの12ftコンテナ、そして今回多治見駅にやってきた30Dの20ftコンテナ、大型トラックとほぼ同等の積載量を持ち福山レールエクスプレスなどでも使用されている31ftコンテナ、さらに国際海上コンテナのサイズである40ftコンテナまで扱うことができますが、多治見駅で取り扱えるのは12ftクラスのコンテナのみです。
20ftコンテナは運用範囲が限定されているほか、駅で作業するフォークリフトの性能によっても、扱えるコンテナサイズに制限があるため、コンテナ時刻表には取り扱い可能なコンテナがしっかりと明記されています。
では、なぜ今回のイベント時に20ftコンテナが載せられてきたのか。これは、JR貨物のちょっとしたサプライズだったそう。特に告知もなく、さりげなくやってきた20ftコンテナは、多治見駅で降ろされることなく、再び名古屋貨物ターミナル駅へと帰っていきました。分かる方には分かるサプライズ。実に粋ですね!
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