選りすぐりの貨物駅のウォッチポイントをご紹介!
2020年01月15日(水)
今回は、全国各地にある貨物駅の中でも、私がお薦めする駅やその理由、ウォッチポイントなどをご紹介したいと思います。
個人的にイチ押しの駅は、仙台貨物ターミナル駅。仙台駅からバスで約10分、またはJR仙石線宮城野原駅や仙台市地下鉄東西線薬師堂駅から徒歩でも向かうことができます。ここはプロ野球チーム東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地でもある楽天生命パーク宮城の隣ということもあり、球場公園内にある観覧車も観ることができる、一風変わった雰囲気の貨物駅です。駅の東西は跨線橋で結ばれており、コンテナや入換機関車などを間近に見下ろすことができます。この跨線橋は歩行者専用のため、車や二輪車の心配なく貨物ウォッチングが可能。小さなお子様連れの方にも最適です。
跨線橋へ上る前には、すぐ側にある自動販売機のチェックも忘れずに。2台の自動販売機はボックスにすっぽりと収納されているのですが、その佇まいはまるで鉄道コンテナのよう。色だけでなく、「JRF」の表記も本物そっくりです。販売されている飲料の中には、JR貨物東北支社が販売する「岩手釜石の天然水」も収められています。パッケージにはEH500形電気機関車のイラストも描かれているので、お土産にも最適ですよ。
仙台貨物ターミナル駅は、現敷地を宮城県が広域防災拠点として整備することを決定したため、仙台市岩切地区への移転が決定。現在、工事が進められています。敷地の受け渡しは2022年度末となっており、それまでに新駅への移転が行われる予定です。移転後はICT技術を活用した「スマートターミナル」の実現を目指し、無人運転トラックや入換機関車の無人操縦の導入などが検討されています。現在の仙台貨物ターミナル駅をじっくり眺めることができるのはあと少し。ぜひ訪れてみてください。
多治見通運の鉄道コンテナ輸送についてはこちらをご覧ください
http://www.tajimituuun.co.jp/railway-container.html